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愛宕山の植物 - 樹木3

  (画像をクリックすると拡大表示され、説明文全文が見れます)

樹木・その他のページです(草花は季節別にページ1〜3に)。花や実がついている樹木の画像は季節別にも表示してあります。左側に種名をアイウエオ順にリストしてあります。クリックすれば、その画像を表示した場所に移動できます。
サネカズラ

  サネカズラ

樹木3−1
樹木3−10

  その他の樹木・植物 - 3

樹木3−3
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 筑紫山桜。バラ科サクラ属。別名ツクシザクラ。ヤマザクラの変種で、九州西部・南部(一部中国地方)の海岸地域に分布し、ヤマザクラの海岸型と考えられています。愛宕山全体で確認されているツクシヤマザクラは、広葉樹木に陽を遮られて衰弱している10数本にすぎず、絶滅しかねない希少種です。
 ヤマザクラとの違いは、花弁がやや大きめでより白い、花の付け根にある苞が大きめでしっかりしている、若い枝は白っぽくて太め、新芽は褐色のまざった黄緑色、などですが、個体差もあり、区別するのには難しさを伴います。

 守る会では、愛宕山をツクシヤマザクラの里にすることをめざし、①挿し木で苗を増やす、②ツクシヤマザクラの周囲の広葉樹木を、市の許可を得て伐採整理し、陽あたりを良くする取り組みをおこなっています。

  ツクシヤマザクラ

樹木3−2
樹木3−5
ツクシヤマザクラ
 実葛。マツブサ科サネカズラ属の常緑ツル性木本。雌雄異株だが雌雄同株もある。ビナンカズラ(美男葛)とも言い、リンスとして使えます。愛宕山の代表的な種ですが、残念なことに近年希少に。晩秋になると集合果が綺麗な赤に色づく。実が落ちた後には花床が真っ赤になり、美しい。
 「名にし負わば 逢坂山のさねかづら
          人に知られで くるよしもがな (藤原定方)」。
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