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 愛宕山は古第三紀の砂岩からなる姪浜層でできた山ですが、その下ある愛宕層には豊富な石炭が含まれています。福岡市西部地域での石炭の存在は明治以前から知られていましたが、炭鉱として利用されはじめたのは明治時代後半に入ってからです。愛宕山の下で姪浜・福岡炭鉱株式会社(現・サワライズ)によって採炭がはじまったのは1914年(大正3年)で、その坑口が現在、中高年向け自立型マンション「ヘルスケアさわら」(ショッパーズモールマリナタウン向かい)の付近にありました。豊浜(愛宕山の北・博多湾側)には早良炭鉱(姪浜炭鉱)の敷地が広がり、ボタ山や石炭搬出用の桟橋、炭鉱住宅があって、最盛期には年20万トンを出炭し、8000人が住んでいました。早良炭鉱は1962年(昭和37年)に閉山し、今ではその面影はどこにも残されていません。

例会報告
20161月 例会
 「愛宕の歴史と文化を訪ねる ーこの愛宕にむかし炭鉱があったー」 より

   □報告:石井 吉弘 氏 「福岡市内の炭鉱の歴史」

 
   □報告:堤 啓次郎 氏 「姪浜炭鉱早良炭鉱」

( 1.7 MB )

( 準備中)

©愛宕の森と緑を守る会

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