愛宕の森と緑を守る会
コウチュウモク目タマムシ科

大和玉虫あるいは玉虫、吉丁虫。コウチュウ目タマムシ科の代表種(ルリタマムシ属)で、北海道以外に分布する。カミキリムシの近縁種で、成虫はエノキ、ケヤキ、サクラなどの葉を食し、日中、その上や周りを飛び回るが、警戒心が強い。

全身が美しい金属光沢色(光の反射による構造色)で、天敵である鳥はこれを嫌う。その色あせない美しさゆえ、「玉虫厨子」など、宝飾に用いられる。

下翅は上翅とほぼ同じサイズで、折り畳まれていないので機敏に飛び立つことができる。エノキ、ケヤキや果樹に卵を産み付け、幼虫は幹を食害する。
ヤマトタマムシ ヤマトタマムシ(裏) ヤマトタマムシ(下翅)
コウチュウ目 クワガタムシ科



コクワガタ♂ 1 コクワガタ♂ 2 コクワガタ♀

コクワガタ幼虫



ノコギリクワガタ ヒラタクワガタ♂ ヒラタクワガタ♀
コウチュウ目 コガネムシ科



切り株の腐った根元に幼虫がかたまっていました
カブトムシ(雄) カブトムシ(雌) カブトムシの幼虫



コカブト カナブン アオカナブン


白点花潜。極めてよく似たシラホシハナムグリという種もいるが、頭の形、脚の長さで区別できる。 花粉、花蜜に集まり、授粉役をはたす。

カナブン? シロテンハナムグリ ヒメトラハナムグリ


コウチュウ目コガネムシ科。全国に分布する。美しい金属光沢色をしているが紫系、緑系、金色系などのバリエーションがある。この色は個体そのものの色の違いではなくて、表皮からの反射光によるもの。表皮の層の厚さで色の違いが生じているとのこと。動物の糞や死骸をエサとするので、山林の掃除屋。名前の「センチ」はトイレの古い呼称である「雪隠(せっちん)」から来ている。

色彩がより鮮かなオオセンチコガネに類似するが、額の形で区別できる。画像の額の差異については、今のところ未確認。
コアオハナムグリ センチコガネ(背) センチコガネ(腹)

背斑黄金虫。背の模様は個体差が大きい。沖縄県を除く全国に分布する固有種(異説あり)で、主として広葉樹の葉を食べるが、農業害虫でもある。


セマダラコガネ ナガチャコガネ ドウガネブイブイ

葉を主食とし、農作物を食害する害虫。幼虫は土中でサトウキビの根を食して枯らすため、大きな被害を及ぼす。
アオドウガネ
コウチュウ目 ハンミョウ科

並斑猫。単にハンミョウとも言う。オサムシ科ハンミョウ亜科との分類もある。人が近づくと、敏捷に逃げて数メートル先に着地することを繰り 返す。この行動があたかも人を先導しているように見え、ミチシルベあるいはミチオシエなどと言われている。

光沢色はタマムシに引けを取らないほど美しいが、顔立ちはどう猛で肉食。大きくて鋭い強力な顎で獲物を捕らえてかみ砕く。
ナミハンミョウ1 ナミハンミョウ2
コウチュウ目ケシキスイ科

四星出尾虫。体長7mm程度で小さい。背景は手の指。
ヨツボシケシキスイ
コウチュウ目 カミキリムシ科



ヤツメカミキリ ヨツスジトラカミキリ カタシロゴマフカミキリ?

黄斑深山髪切。コウチュウ目カミキリムシ科。別名、キマダラカミキリ。成虫は夜行性で走光性があり、樹液に集まる。山間部だけでなく、平地の雑木林でもよく見られる。触覚が長く、とりわけ雄は極めて長い。ブナ科の枯木に産卵し、幼虫はそれを食べて成長する。東京都では準絶滅危惧種に指定されている。


キマダラミヤマカミキリ ナガゴマフカミキリ タケトラカミキリ
コウチュウ目 カミキリモドキ科

フタイロカミキリモドキ
コウチュウ目 テントウムシ科