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愛宕の森と緑を守る会

鳥の写真館 ー 愛宕山で見られる鳥たち(1)

アオサギ

青鷺。ペリカン目サギ科アオサギ属。全長95センチ前後で日本最大のサギ。上面は青みがかった灰色でこれが名前の由来に。昔はミトサギとも言われていた。首、下面は白色で胸に黒い縦縞模様がある。眼から後ろには黒の縦縞がある。冠羽と胸に飾羽があり、雌はこれが短く、体がやや小型。通常は嘴や後肢が黄色で眼先が黄緑色だが繁殖期になるとピンク色に変わる。結構攻撃的な鳥で、他の鳥から獲物を横取りしたりする。また通常は単独または少数の群で生活するが、繁殖期(春)には集団で繁殖地に集まり(コロニー)、雄が集める小枝で雌が樹上に巣を造る。

イソヒヨドリ

磯鵯。スズメ目イソヒヨドリ属。地中海からユーラシア大陸に広く分

布している。もともとは名の通り、磯ないし海岸地帯の崖に生息して

いたが、最近は市街地にも進出している。また、和名にヒヨドリが付

き、外見がヒヨドリに似ているが、別種。全長23cmほど。画像は雄

で、雌は目立たない灰褐色。かなりの美声の持ち主だが、鳴きまねも

得意。この画像の撮影地は愛宕山の麓の室見川岸。

エナガ

枝長。スズメ目エナガ科エナガ属。一見して体に対して尾が長い。体長14センチ位だが、尾が長いので体は小さく、日本で2番目に小さい鳥とのこと。嘴が小さいのも特徴のひとつ。ツリュリュ(ジュルリ、ジュルリ?)あるいはツィーツィーと啼きながら、数羽~10数羽の群れで飛ぶ。巣立ち直後のヒナが枝の上で団子状に並ぶのが可愛いとネット上で話題に。

 

 

オナガガモ

尾長鴨。カモ目カモ科。オスの尾羽根2本が長いのが名前の由来。越冬のために日本全国に飛来する冬鳥。愛宕山の麓の室見川河口で撮影。カモ類の種の区別は(オスの)頭・首の模様、配色に注目すれば容易に分類できる。嘴の色・模様も分類の鍵になる。

キジバト

雉鳩。ハト目ハト科キジバト属。別名ヤマバト。全長約33センチ。デッデーポッポォー、デッデーポッポォーとさえずる。模様がキジに似ているので付いた名前。体が葡萄色で赤い目、翼に黒と赤褐色の鱗状模様があり、首の青白横縞とともに独特の美しさがある。

 

 

 

コゲラ

小啄木鳥。キツツキ目キツツキ科アカゲラ属。ギィー、ギィーと鳴いて、つがいの相手や家族とやりとりする。キッキッキと鳴くのは、なわばりの主張。雑食性。木をタタタタタと叩いて(ドラミング)虫を探す。体長約15センチで、日本最小のキツツキ。雄は

後頭部に赤い斑があるが、通常はほとんど見えていないので雌雄の区別は

難しい。目尻と口元とから白い帯模様がのびている。右の画像では見えな

いが、背側はこげ茶色に白い斑点が並び、白黒繰り返しの縞模様に見える。

 

コサギ

小鷺。コウノトリ目サギ科シラサギ属。全長60センチメートル。名前は白鷺類の中で一番小さいため。羽色は全身白色。足の指が黄色で、夏羽には2本の冠羽があり、背にある飾り羽が巻き上がっていることがコサギの特徴。繁殖期には足の指と目の先が赤くなる。

イソヒヨドリ♀.jpg

イソヒヨドリ♀

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