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愛宕の森と緑を守る会
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旧海岸堤防
現在、福岡の愛宕山の北には博多湾の埋立地が広がって住宅地となっています(愛宕浜、豊浜など)が、昔は愛宕山のすぐ麓まで海が迫っていました。埋め立ては姪浜炭坑の敷地の拡張で始まり、現・豊浜にはボタ山と多くの炭坑住宅が立ち並んでいましたが、それまでは海が愛宕山の崖下にある巌谷弁財天社のすぐ近くまで迫り、干潮の時だけ前を通ることが出来たとのことでした。現・愛宕浜は80年代に入って埋め立てられましたが、それ以前の海岸線にあった堤防に沿って、海側にマリナ通りが造られました。その名残の海岸堤防がマリナ通り沿いに現在でも残っています。この海岸堤防は50年代の初期に造られたものです。
(画像をクリックすると拡大表示され、説明文を見ることが出来ます)
©愛宕の森と緑を守る会
旧海岸堤防1
マリナ通りの歩道に面した旧海岸堤防。グッデイとベスト電器の敷地の擁壁になっている。マリナタウン入り口交差点の300mほど西の地点から写す。
旧海岸堤防2
愛宕浜4丁目バス停付近から西側に向かって撮った旧海岸堤防。
旧堤防に描かれた絵
旧海岸堤防には、このような絵が描かれている。
旧海岸堤防の断面
グッデイ姪浜店入り口で見ることができる旧海岸堤防のカット断面。堤防の構造がよくわかる。
70年代中頃の航空写真
海岸堤防は50年代の初期に築かれ、80年代の初期に行われた愛宕浜の埋立てで、その役割を終えた。1975年の前後に撮られた航空写真(国土地理院)に、「現役の」海岸堤防が写っている。
旧海岸堤防の地図
航空写真と同一の範囲を現在の地図で示した。旧海岸堤防はグッディやベスト電器の北側の擁壁として、そのまま残されている。1本南側(ベスト電器の南側)の道が、航空写真に写っているメイン道路にあたる。
旧海岸堤防3
西(小戸)の方のマリナ通り沿いにも旧海岸堤防が残されている。見えているのは、マリノアシティ福岡アウトレット棟の向かい側にある旧海岸堤防の陸地側の壁面。写真の左手にマリナ通りがある。
堤防説明板
海岸堤防の構造断面図と堤防の説明文が堤防に埋め込まれている。左の図で階段の脇に見える白いのがこの説明板。
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