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愛宕の森と緑を守る会

愛宕山の植物 - 樹木
(ノブドウ)

 花や実がついている樹木の画像は季節別のページにも表示してあります。画像をクリックすれば、その画像を全面表示し、横にすると拡大します。
野葡萄。ブドウ科ノブドウ属のツル性落葉低木で全国の山野に普通に分布する。地方によってはイヌブドウ、カラスブドウともいう。「ブドウ」の名が付いていて、ブドウやヤマブドウ、エビヅルに似るが、これらとは別の種類(ブドウ属)。
ノブドウの花は両性花で雄しべ、雌しべが両方共ある。これに良く似たエビヅルは雌雄異株。また、エビヅルの葉の裏面には白い綿毛があるが、ノブドウには無いので見分けられる。
果実は葉と交互に付く。これもブドウなどとの相違点。熟すと空色や青色、小豆色などになる。白色の果実もあるが、実はこれが本来の色であり、色づいた実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生した寄生果とのこと。鳥は好んで食べるが、ブドウと異なり、不味い。

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