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愛宕の森と緑を守る会
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愛宕山の植物 - 樹木
(ナンゴクアオキ)
花や実がついている樹木の画像は季節別のページにも表示してあります。画像をクリックすれば、その画像を全面表示し、横にすると拡大します。
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南国青木。ガリア科(アオキ科)アオキ属で学名は Aucuba japonica var. ovoidea 。九州や沖縄に自生する野生種で、樹高1~2mになる常緑低木。雌雄異株で半日陰でやや湿った場所に生える。東北~四国東部に分布するアオキ (Aucuba japonica var.japonica) に極めて類似するが、一般には区別されずにアオキ (別名アオキバ、ダルマ、オホキバ) と称されている。
花は目立たないが、薄紫色で3~4月に開花する。
蕾や新芽は天婦羅、おひたしで食べられる。古くから薬用に用いられ抗菌作用があり、炙った葉はやけど、創傷、腫れ物に貼り、煎じた葉は下剤として用いられてきた。
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結実した実は緑色だが12月頃より赤く熟し、5月頃までなっている。しかし熟した実の多くはヒヨドリなどの鳥に早々と食べられてしまう。10月下旬撮影。
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ナンゴクアオキとアオキの区別は鋸歯 (葉の周りのギザギザ) の形の違いで判断できる。アオキの鋸歯(下)は外側に向き、鋭い。一方、ナンゴクアオキ(上)はやや内側向き。また、アオキの染色体数は4倍体だがナンゴクアオキは2倍体の違いがある。画像は「松江の花図鑑」より。
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葉は厚く光沢がある。愛宕山の樹の鋸歯はやや内側向きをしており、ナンゴクアオキであると判別できる。
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斑入りアオキ(園芸品種)。アオキは古くから園芸品種として、多くは斑入り、筋入りが育てられてきた。用途は裏庭などへの庭木や生け垣だが、近年はあまり用いられなくなってきている。ヨーロッパでは人気がある。
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