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愛宕の森と緑を守る会

愛宕山の植物 - 樹木
(ビワ)

 花や実がついている樹木の画像は季節別のページにも表示してあります。画像をクリックすれば、その画像を全面表示し、横にすると拡大します。
ビワの花.jpg
枇杷。バラ科ビワ属の常緑小高木。シャリンバイ属ではとの見解もあり、未決着。元々の原産地は中国南西部で古代に日本に持ち込まれたとされているが、四国、九州北部に自生する。果実として主に温暖な地域で栽培されているが耐寒性もあり広く分布する(産業管理外来種)。日本からブラジルやインド、地中海沿岸部にも広がっている。花期は晩秋から冬で、甘い芳香を放ち昆虫や鳥を誘うが、自家受粉も可能。
ビワの実.jpg
 初夏に黄橙色の美味しい果実が実るが、それは花托が肥大化した偽果。皮は薄く、厚い果肉の中に大きな赤褐色の種子があり、食せるのは全体の3割程だけ。ビワヨウ(枇杷葉)、ビワカク(琵琶核)の名で生薬として利用されていた。果実の形が琵琶に似ているので名がついたとされる。

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