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愛宕の森と緑を守る会
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愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策
トゲミノキツネノボタン
刺実の狐の牡丹。キンポウゲ科キンポウゲ属の一年草(越年草?)。学名 Ranunculus muricatus。別名トゲミキンポウゲ。ヨーロッパ・西アジア原産。繁殖力が旺盛で種子拡散力もあるので世界に広がり、帰化している。日本では1915年に仙台で見つかり、昭和期から西日本に広がった。田畑や道路脇で見られ、湿った土壌を好む。高さは10~30センチほど。同じ仲間にキツネノボタンやケキツネノボタンなどがある。
人や家畜に対し中程度の毒性があり、樹液に触れると皮膚炎や嘔吐、下痢などの症状が出る。しかし乾燥すると毒素が不活性化するとも言われている。
トゲミノキツネノボタンの花
3~6月ごろに直径2センチほどの可憐な5弁の黄色い花が咲く。
トゲミノキツネノボタンの果実
果実は20個ほどが集まってつく。直径12ミリ程度の集合果は一見コンペイトウを尖らせたような姿で、棘に覆われているので、これが名前の由来になっている。
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