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愛宕の森と緑を守る会​

愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策
タチツボスミレ
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立坪菫。学名 Viola grypoceras。スミレ科スミレ属の多年草。スミレ属は品種、変種が多く、その中でもタチツボスミレは日本産スミレを代表する種で、さまざまな環境下で育ち、広く分布している。愛宕山では、岩井屋脇から音次郎稲荷に向かう参道の脇に群生しているが、重点対策外来種に指定され、駆除対象になっているノハカタカラクサ(トキワツユクサ)に圧迫されて絶滅しかねない状況になっている。
タチツボスミレの花.jpg
都会の道路の縁や溝などで一般的に多く見られるスミレ(言わば、ど根性スミレ)と異なる点は、茎が立ち上がり、そこからも葉や花茎を出す。スミレは地下茎からのみ出す。また、タチツボスミレはスミレより花の色が薄い。よく似たオオタチツボスミレは花がやや大きめで、唇弁の紫色のすじが細かい網の目状になっている点が異なる。
3月から5月にかけて、観音密寺山門の向かい側でも咲いている。

©愛宕の森と緑を守る会

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