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愛宕の森と緑を守る会
愛宕の森と緑を守る会
愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策
オオイヌノフグリ
大犬の陰嚢。別名 星の瞳。オオバコ科クワガタソウ属の越年草。学名 Veronica persica。原産地はヨーロッパで明治初期に入り、全国に広がった。繁殖力が強く、道端や畦、空き地で見られる。高さは10〜20センチ程。直径10ミリ弱の小さな青い花が日の当たる日中だけ咲く一日花。よく似た在来種のイヌノフグリより花の大きさが大きいので、牧野によりこの名が付けられた。イヌノフグリ(実がフグリ=睾丸に似ているので牧野が命名)は今日、オオイヌノフグリに駆逐されて絶滅危惧種になっている。また、北米カリフォルニア原産、ハゼリソウ科のネモフィラ(瑠璃唐草)も良く似ているが花の大きさが2センチほどなので、区別できる。
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