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愛宕の森と緑を守る会
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愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策2
ナガミヒナゲシ
長実雛罌粟、長実雛芥子。ケシ科ケシ属の越年草。学名 Papaver dubium。地中海地方原産で全国の道端や市街地に分布する帰化植物。高さ15〜60センチ。茎を切ると乳白色もしくは黄色の乳液が滲み出る。根と葉からは他の植物の成長阻害物質を出す。茎や葉柄、蕾の萼に毛があり、葉には細かく切れ込みがある。茎の上部に長い花茎を出し、直径2〜5センチの橙色の4弁花をつける。開花時期は4〜5月。果実は細長く、名前の由来に。果実が熟し、風で揺すられると柱頭との隙間から種子(芥子粒)が地面に落ちる。発芽は秋もしくは翌春で、まずロゼット葉ができる。特定外来生物には指定されていないが、農地へ侵入して難防除雑草となっている。
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