愛宕の森と緑を守る会
愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策2
ミドリハコベ
緑繁縷。ナデシコ科ハコベ属の越年草。学名 Stellaria neglecta。日本全国に普通に存在する在来種。高さ30センチ程度。葉も茎も淡緑色。花期は4~5月。花は直径10ミリ程度。毛の生えた萼片も、白い花弁も5枚で長さ4ミリ程度。花弁は裂け目が深く、一見、10枚に見える。花柱は3本。
よく似た外来種のコハコベはやや小型だが、茎が暗紫色を帯びるので区別が可能(たまに緑色をした株があり、種子の形の違いで判断する)。この2種を合わせて「ハコベ」と称する場合がある。