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愛宕の森と緑を守る会​

愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策
キランソウ
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金瘡小草。別名ジゴクノカマノフタ。シソ科キランソウ属の多年草。学名 Ajuga decumbens。日当たりの良い道端、石垣に這うシソ科の多年草。本州、四国、九州の他、朝鮮半島などに分布する在来種。花期は3~5月で、この時期は「筋骨草」という名の生薬(高血圧、鎭咳、解熱、下痢止め等)として用いられています。揉んだ茎葉は虫さされや外傷などに効く。別名は万病に良く効き、死ぬべき人がいなくなって地獄が休業に追い込まれ、釜に蓋されるからというもの。ゲンノショウコなどと共に「医者いらず」「医者殺し」ともいわれる。
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花弁は上2枚(上唇)が短く、下3枚(下唇)が長く、根元は筒状に一つになって、その部分(合弁花冠)の長さが約9ミリほど。このような構造をしている花は正面から見て唇に似ているので唇形花といいます。
愛宕山では侵略的外来種のヒメツルソバなどに追いやられて減少しています。愛宕神社直ぐ下の道路脇のコンクリート擁壁(保存樹のエノキの下)および鷲尾愛宕神社境内下の石段には一定数が生えている。

©愛宕の森と緑を守る会

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