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愛宕の森と緑を守る会​

愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策
カンサイタンポポ
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関西蒲公英。キク科タンポポ属の多年草。学名 Taraxacum japonicum。日本固有種は20種以上あるとされているが、主な種であるカントウタンポポとカンサイタンポポとがほぼ東西をわけて分布している。外来種のセイヨウタンポポに圧倒される中で見出すのは困難だが、花ビラの下の総苞(緑色)の外片が反り返っているかどうかに注目して探すしかない。
愛宕山でも固有種のタンポポを確認できました。総苞(緑色)の外片の反り返りがありません。残念なことですが数が少なく、精査しないと見つけることは困難です。カントウタンポポとの主な違いは分布地域ですが、総苞の先端がすっきりしてるのがカンサイタンポポ、先端がややギザギザしているのがカントウタンポポという点で区別できます。
タンポポ全般については「タンポポ」のページを参照のこと。
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カンサイタンポポの花
ひとつの花に見えますが、他のキク科と同様、舌状花と呼ばれる小さな花が円盤状に集合しているもの。カギ状に見えるのが、それぞれの雌しべ。朝日とともに開花し、約10時間後に閉じるといわれていますが、夜の気温が約18度を切ると日光が当たっても開かなくなります。セイヨウタンポポは寒さにもっと強いので、開花が長くつづく。

©愛宕の森と緑を守る会

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