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愛宕の森と緑を守る会
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愛宕山の植物 - 春〜初夏の散策2
ヒメツルソバ
姫蔓蕎麦。タデ科イヌタデ属の多年草。学名 Persicaria capitata。別名カンイタドリ、ポリゴナム。ヒマラヤ原産で明治時代にロックガーデン用に導入された。しかし極めて強健で繁殖力が強いため、野生化して、キランソウを始めとした在来種を駆逐する強力な侵略的外来種。茎は匍匐し、土に接しているところから根を出し、1株で直径0.5メートルほどに広がる。また、種子の発芽率も高く、冬季に株が枯れることがあったとしても春にはそれ以上に広がる。
ヒメツルソバの花
初夏から晩秋にかけてピンクの金平糖のような可愛らしい花が長く咲き、紅葉も美しいので園芸種として人気があり、グラウンドカバーとしても用いられている。
ヒメツルソバの根
コンクリートの隙間や石垣などに広がり、地表部が枯れても写真にあるような長い根があるため、絶えることはない。70〜80センチはあるだろうか、駆除するのはたいへんな作業。
愛宕山では麓から音次郎稲荷神社まで広がっていて、それ以上に上がらないようにしたいものだ。
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