愛宕の森と緑を守る会
Nature School Program for Children
- Insect/Plant Collecting -
白い板に懐中電灯の光をあて、虫を引き寄せるライトトラップ(灯火採集)。集まった虫は下に張ってある水に落ちて逃げられないようにしてあります。
ストッキングに発酵したバナナや蜜を入れて吊しておき、虫を集める。
集合して昆虫採集の説明や注意事項を聞く。
皆元気。車には気をつけましょう。
テレビカメラの前で、採集した昆虫を手に持って撮してもらっています。少々、得意顔。
トラップのストッキングの下に隠れていました。
講師の渡部氏による、採集した昆虫についての解説。
展翅テープとまち針を使って展翅板(てんしばん)の上で蝶の姿を整えます。この後、2週間ほど乾燥させてから、標本箱に移します。ナミアゲハはアゲハチョウ科の代表格。
トラップの中の誘引液はベトベト。それに浸かっていたゴミムシをまずは水で洗って、次の処理へ。
ヒラタシデムシなど。「ゴミムシ」は、一部を除くオサムシ科の総称。異臭で、子ども達は大騒ぎ。
愛宕山で毎年夏に開催される、子どもの自然教室:昆虫採集・植物採集の取り組み(福岡市教育委員会後援)のページです。夏休みに小学4〜6年生を対象に、愛宕山の自然に接する機会を作ろうという趣旨で行っています。
(クリックで画像が拡大し、説明文が表示されます)
=2016年8月4〜5日開催の自然教室 =
2016年の案内チラシは
こちらをクリック →
=2017年8月3〜4日開催の自然教室 =
2017年の案内チラシは
こちらをクリック →
=2018年7月30日・8月12日開催の自然教室(植物採集・コースターづくり) =
=2018年8月5〜6日開催の自然教室(昆虫採集) =
=2019年開催の自然教室 =
植物採集・コースターづくり:7月21日・8月1日
(「NPO法人ゆい」との共催。予定人数に達し、申込み終了)
昆虫採集:7月26〜27日 (参加者募集中)
1日目午後から開催。最初は説明会でスタート。講師は自然観察指導員の渡部氏。昨年に引き続き、お願いした。
さあ、愛宕山に向けて出発。
愛宕山観光道路に入って、早速、虫を追いかける。自動車には要注意。
この日はテレビカメラの取材が。
鷲尾山の山頂で、いざ、採集。
発酵したバナナや蜜をカップに入れて穴に埋め、一晩おいて、落ち込んだ虫を採集する。
ちょっと開けたロープウェイ山上駅跡でシーツを広げ、ライトトラップ設置に取りかかる。一晩おいて、夜に集まった虫を採取することを目指す。
白いシーツに懐中電灯の光をあて、夜中に虫を引き寄せるライトトラップ(灯火採集)。翌朝まで設置しておく。
2日目の朝。集合して出発前の注意事項の徹底。愛宕山には危険な崖も存在する。子どもが一人で行動するのは避けなければならない。
さあ、昆虫はどこにいる?
採集したコクワガタは、家に持ち帰って飼育することに。愛宕山の環境を整備して、クワガタやカブトムシが沢山捕れる場所にしたいものだ。
採集から公民館に戻って、標本作製の作業に取りかかる。採集した昆虫を放してやるか標本にするかは、各人の判断に任せた。
標本作製にあたっては、まずは注射器でアルコールを注入し、虫を殺す。
少々くたびれたクロアゲハですが、展翅板(てんしばん)の上に、展翅テープとまち針を使って、姿を整えます。
元気なカマキリだ。これは愛宕山の草むらで解放。
この後、注射器でアルコールを注入し、死後に展翅板に固定する。
甲虫は虫ピンを用いて足の形を整える。
甲虫は虫ピンを用いて足の形を整える。
1日目午後から開催。最初は説明会でスタート。講師は自然観察指導員の渡部氏。昨年に引き続き、お願いした。
さあ、愛宕山に向けていざ出発。
どんな虫が捕れるか期待を膨らませ、自動車に注意しながら愛宕山観光道路を上がる。
最初の仕事はトラップの設置。紙コップの中に発酵したバナナや蜜を入れて、その紙コップの口が地表に合うように穴を掘って埋める。
紙コップのトラップを一晩おいておき、その中に落ち込んだ虫を翌日に採集する。
発酵したバナナを木に巻きつけておき、夜に集まってくる虫を採集する。
どのような昆虫が採集できるか、説明を受けながら挑戦。
朽木の中には昆虫が潜んでいる。
2日目は朝早く集合し、先ずは昨日設置したトラップに向かいます。
土に埋めた紙コップのトラップを回収し、コップの中に落ち込んでいる昆虫を集める。
一晩置いておいた発酵バナナには翌朝になっても、集まった昆虫が夢中になって食事中。カブトムシが来ないかと期待していたのですが・・・・。
さあ、昆虫採集スタート。
カブトムシなど、愛宕山に棲む昆虫も年々減少している。むやみに昆虫を採集することは避けて、育てることも課題に。 今回は試みとして、クヌギの根元にカブトムシの産卵場所を作ることにしました。
カブトムシの産卵床の材料として、使用済みのホダ木、クヌギの枯れ枝・枯葉を用いました。 子ども達が自ら昆虫の育成に関わることで、自然界の保存の大切さを学べる機会としたい。
クヌギの根元に試験的に作成したカブトムシ産卵床のその後。カブトムシが実際に産卵に利用するかは、まだ不明。
公民館に戻り、採集した昆虫を整理し、調べます。
採集した昆虫をスケッチし、可能な昆虫は放します。
昆虫を調べ、標本の作成作業を行います。
The information leaflet for 2018
Click here →
(plant) (insect)
1回目の日は植物採集からスタート。
夏は春と比べると、咲いている花数は多くないので、多少苦労しますが、草木についての解説を聴きながら、採集をします。
採集終了後、愛宕公民館に戻って採集した植物を調べて整理し、押し葉・標本作製の下準備やコースター材料の選定と処理を行います。
新聞に標本を挟んで重しをのせて約2週間、水分が抜けて平たくなった標本を台紙に固定し、ラベルを付して作業は終了。
乾燥して平たくなった植物を色々と組み合わせて型紙の上でアレンジして、デザインに腕をふるいます。これを専用の透明シートに挟み、熱くしたローラーに通すとコースターの出来上がり。
植物コースター、ランチマット、しおりの作品例。
あいにくの雨天だったため、十分な植物採集は出来ませんでしたが、押花、コースター作りに取り組みました。
さあ、出発!
ストッキングにバナナを入れて樹に吊したトラップの設置と、カブトムシ産卵床での調査
子どもたちがカブトムシ産卵床の整備に取り組みました。単に採集するだけでなく、保全活動も併せて行うことで、自然観を育みます。
今回は、カブトムシもコクワガタも採集できて、子どもたちは大興奮。