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愛宕の森と緑を守る会
Atago Forest and Green Protection Association
Atago Mountain Plants-Tree 3 (Ki-ko)
ヤエヤマブキ(樹木)
八重山吹。バラ科ヤマブキ属で、ヤマブキの古くから好まれている園芸品種。学名 Kerria japonica f. plena。別名、ツキデッポウ、ヤマブリ、カガミグサ、オモカゲグサ。株立ちで高さ1.5~2メートル。花期は4月。ヤマブキよりやや遅れて開花する。太田道灌の逸話で有名な「七重八重花は咲けども山吹の実の(蓑)一つだになきぞ悲しき」(元々は「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞあやしき」中務卿兼明親王、後拾遺和歌集、1086年)にあるように、八重咲きのヤマブキには実がならない。雄しべは花弁化し、雌しべは退化している。万葉集でも「花咲きて 実はならねども長き日に 思ほゆるかも山吹の花」(作者不詳 巻10-1960) と詠われている。
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